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2016年6月15日放送の「ガッテン」は「カビ退治」。
しつこくてキリがないお風呂場のカビ!
実は一撃で全滅させる方法があったのです。
カンタに退治する方法や予防を紹介!
エアコンのカビ予防法も。
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カビはこすると増える
ペルー出身のミュージシャン、
ニコラス・クエヤル・ラミレスさんは
23年前に日本にやってきた。
ニコラスさんは日本が好きだが、
どうしてもカビだけは耐えられないという。
ペルーではカビなどはめったに見かけることはない。
ニコラスは徹底的にカビ退治を始めた。
カビ取り剤は塩素の力でカビを分解して殺す。
最初は綺麗になるが少し経つとカビが復活してしまった。
このような方法には、逆にカビを繁殖させてしまう
落とし穴があったのです。
浴室の中でもすぐにカビが生えてしまうゴムパッキン。
実はゴムパッキンはこすっちゃダメだったんです。
ゴムパッキンをゴシゴシこすると、
キズがついて表面がデコボコに。
するとミクロのカビ胞子が入り込み、
繁殖する原因となるのです。
カビ撃退の実験
鳥取大学乾燥地研究センターで、
乾燥でカビを退治できないか実験。
ゴムパッキンの中に入り込んだカビを徹底に乾燥させます。
湿度1%で1日たち、東京で1週間置いておいたら、
カビはみるみるうちに増えていった。
ならば今度は凍らせようということで北海道旭岳へ。
この日の最低気温はマイナス7℃。
カビをひと晩放置し、東京で1週間置いておいた。
それでもカビはどんどん増えていったのでした。
アメリカでは台風カトリーナの後、
家が水浸しになりカビが大繁殖。
アメリカのベンチャー企業が究極のカビ退治を生み出した。
テレビやパソコンなどを毛布で覆い、
その後、巨大なホースを持ち込む。
ここでホースから65℃の熱風をだして
カビを退治していたのでした。
メロン農家の牧さんは16年前、
収穫間近のメロンが大量に枯れてしまいました。
原因は土の中にいたカビ。
しかしカビの撃退に成功。
その方法は80度のお湯を土にかけることだったのです。
カビは熱に弱いのです。
お風呂のカビ退治
お風呂のカビを根こそぎ倒す退治法があります。
その方法は、50℃のお湯をかけるだけ。
50℃以上の熱に触れると、
カビのタンパク質が変性し死んでしまうのです。
しかも、ゴムパッキンやタイル目地の奥など、
カビ取り剤が届かないような場所でも、
この方法なら関係ないのです。
お風呂場にカビが生えないワザ
【①カビを根こそぎ退治!】
50℃のお湯を90秒間かける
まずは、浴室に生えたカビを根こそぎ退治します。
ゴムパッキンや、タイルの目地に深く入り込んでしまったカビは、
奥まで熱を伝える必要があります。
実験の結果、「50℃のお湯を90秒間かける」ことで、
表面から1ミリ深くまで、50℃に達することが分かりました。
奥まで入り込んだカビも、
ほとんどは表面から1ミリ以内にいるので、
これでほとんど死滅させることができます。
【② カビの黒ずみを白くする】
カビ取り剤&目地修正グッズでピカピカに!
カビは死んでも黒いままで白くなりません。
白くするのにおすすめなのが「カビ取り剤」。
優れた漂白作用があるため、
黒く残ったカビの跡を、白くすることができます。
カビが奥深くまで入り込んで黒さが取り切れない場合は、
ホームセンターなどで売られている「目地修正グッズ」もおすすめ。
タイルの目地やゴムパッキンのカビを、白く塗りつぶすことで、
目立たなくすることができます。
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【③ カビを予防】
1週間に1回、50℃のお湯を5秒間かける
カビは直接お湯がかかると5秒間で死にます。
浴室でカビの胞子が大きく成長するのに
およそ1週間~10日間。
なので、1週間に1回、カビが成長する前に、
50℃のお湯を5秒間かければ、
カビを予防することができます。
※今回番組で紹介したカビ対策は、浴室や洗面所、
台所などの「水回り」に有効です。
【浴室の天井のカビを撃退!お役立ちワザ .】
なかなか手が届かない浴室の天井。
ここにもカビが大繁殖しています。
しかも放っておくと、カビ胞子をまきちらして、
浴室中にカビが生える原因になるのです。
そんな天井カビの対策法。
①お掃除用のワイパーに、キッチンペーパーをつける
②消毒用のアルコールで湿らせて、1か月に1回、天井を拭く
※天井に50℃のお湯をかけるのは、
やけどの可能性があるのでやらないでください。
【エアコン内部のカビ増殖をストップするワザ 】
夏に大活躍のエアコン。
実はエアコンも内部が結露して、
カビが大増殖することがあります。
放っておくと、部屋中にカビの胞子がまき散らされ、
アレルギーの原因にもなりかねません。
カンタン予防法
冷房後に、“送風”をおよそ1時間行う」
結露した内部を、乾燥させることで
カビの増殖をストップさせることができます。
※現在販売されているエアコンには、
冷房後に自動で送風を行うものも多くあります。
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