2016年4月26日放送の「スッキリ!!」の「情報クリップ」で「鍛冶職人が作ったロリータ包丁」がとりあげられました。
伝統の鍛冶職人「田中一之刃物製作所」の田中誠貴さんが作るロリータ包丁とゴスロリ包丁とは?
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ロリータ包丁とゴスロリ包丁
ツイッターで話題のある包丁。
その正体を探るため金物の生産で有名な兵庫県三木市へ。
明治末から続く田中一之刃物製作所を訪ねました。
伝統ある鍛冶屋の四代目・田中誠貴さん(39歳)。
この道20年の鍛冶職人です。
田中さんが作る包丁は“誠貴作”と呼ばれ、
1万円の文化包丁や4万円の出刃包丁など、
一本一本、本鍛造、手打ち作業で製造しています。
国内のみならず、海外からの注文も寄せられているといいます。
伝統工芸品である播州三木打刃物の技術を使って
生み出された驚きの包丁がこちら。
持ち手にはうさぎのキャラクター。
刃にはハートの刻印と立体的なハートのデザインのロリータ包丁だったんです。
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ロリータ包丁のラビン(Lappin)
さらにゴスロリのジュリエット(JULIETTE)。
黒いリボンがついた持ち手と峰の部分から大きく飛び出した蝶。
そしてバラの模様が刻まれたゴスロリ包丁。
ゴスロリ包丁のジュリエット(JULIETTE)。
なぜこのような包丁を作ろうと思ったのでしょうか?
田中さん「昔ながらの伝統的な技術で新しいことをやろうと思ったんです。
ちゃんとした技術がある上でこんなバカなものを作ると。
もちろん日本国内でちゃんと売れて
そのあとはやっぱり世界ですね。」
“日本のモノづくりを世界に発信したいという”田中さん。
工房には海外から見学に訪れる外国人もいるといいいます。
世界初のロリータ包丁のお値段は16万8千円・ゴスロリ包丁19万8千円。
田中さん「意外に高くないんですよ。
原価を計算して手間を考えたら。」
一番売れる1万円の包丁は、
1本の製作日数にして4~5日ほどかかかるのですが、
ロリータ包丁は峰の部分がハート型になっていたり、
細かい刻印や普段の作業では行わない
さまざまな手間がかかるため2か月以上の製作期間がかかるのです。
一流の鍛冶職人が手がける手間と1流の材料が使用されていること。
これがこのお値段の理由なのです。
使いごこちはどうなのか、
プロの料理人に試してもらったところ、すご切れ味はいいそうです。
現在発売から一か月で2本ずつ注文をうけていて、
手元に届くには4か月ほどとのことです。
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