体、肝臓、心臓超、胃

2023年7月13日に放送の「あしたが変わるトリセツショー」は夏こそ腎臓ケア!腎機能低下の意外な原因SP

腎機能低下の意外な原因や腎機能低下にいち早く気づく方法の紹介です

スポンサードリンク

腎臓とは?

腎臓の主な役割は血液の老廃物や毒素をこし取って尿を作ること。
腎臓が壊れると人工透析が必要になります。
週3回、1階4、⑤時間かけて血液をろ過しなければなりません。

近年は、人工透析が必要なほど腎臓が悪化していなくても、
わずかな機能低下が心疾患や脳卒中、認知症のリスクになることがわかってきました。

夏に注意!脱水で腎臓病に!?

腎機能を悪化させる主な原因は「糖尿病」「高血圧」「肥満」「喫煙」
これらに加えて、新たにわかってきたのが脱水による腎機能の低下です。

実は、腎臓は血液をろ過して尿を作るときに、大量の酸素を消費するため酸欠になりやすい臓器。
脱水状態になると腎臓に流れる血流量が低下。
すると血液から運ばれる酸素量も減少してしまいます。
ひどい脱水状態が続くことで組織が壊れてろ過機能が低下してしまうのです。

中央アメリカに位置するエルサルバドルでは、腎臓病を患う事例が数多く報告されています。
患者の多くが農業従事者など暑い環境で働く人たち。
研究が進められる中で大きな原因の一つが脱水だと考えられており、対策も進められているのです。

日本でも夏は特に脱水に注意。慢性腎臓病患者の中には夏に腎機能(eGFR)が急激に低下し、
それがきっかけで腎機能の低下が進んでしまう症例が報告されています。

水分摂取のポイント

のどの渇きを感じたとき、すでに体は脱水状態になっている可能性が高い。
のどの渇きを感じたら放っておかず必ず水分摂取を。
お茶など糖分の含まれていない飲み物もOK!(アルコールは×)

慢性腎臓病の診療ガイドラインによると
軽度から中程度の慢性腎臓病の人の水分摂取量の目安は1日に1~1.5Lとされています。

※水分摂取の制限が必要な人
以下の人たちは水分摂取の制限が必要な場合があります。必ずかかりつけ医に相談してください。

・ 腎臓病がかなり進行している人
・ ネフローゼ症候群という腎臓病の人
・ 心臓病 肝硬変
など医師から水分制限の指導を受けている人

腎機能低下にいち早く気づく方法

腎臓ケア2つ目のポイントは腎機能の低下にいち早く気づいて対策すること。
ところが、腎臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が悪化しても自覚症状がほとんどありません。
そこで、健康診断表から自分の腎機能を知るための方法です。

eGFRを知ろう

腎機能を知るために役立つのが血液検査の「eGFR(推定糸球体ろ過量)」の項目。
血液をろ過する糸球体の機能が何%残っているかを示す目安。
eGFRは、血液検査でわかります。
もしも項目が血液検査の結果になくても「クレアチニン値」と「年齢」からでも割り出せます。
※クレアチニンは40歳から74歳が対象の特定健診の推奨項目。

「クレアチニン値」と「年齢」から割りさす方法はこちらをご覧ください↓

この投稿をInstagramで見る

スポンサードリンク

あしたが変わるトリセツショー(@nhk_torisetsushow)がシェアした投稿

検査項目の「尿タンパク」もeGFRとあわせて大事な検査項目の一つ。

以下の項目にあてはまる人はまずはかかりつけ医に相談。
診察の結果、腎臓病と診断されたら、腎臓の専門医を紹介してもらい、
かかりつけ医と腎臓の専門医が連携して治療を行います。

・ eGFRの値が44以下 (60歳未満の人は59以下) の人
・尿タンパクが+、もしくは2年連続±の人

まとめ

NHKあしたが変わるトリセツショーの放送より
腎臓ケアの紹介をしました。
ぜひ参考にしてみてください。

スポンサードリンク