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2023年1月13日に放送の「プロフェッショナル」は「縁の下の幸福論 〜校正者・大西寿男〜」

校正者・大西寿男さんの紹介です!

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校正者・大西寿男さん

書籍や雑誌など、出版物に記されたことばを一言一句チェックし改善策を提案する校正者。
並みいる作家や編集者から絶大な信頼を受けるのが、大西寿男さん(60)。

『陸王』や『推し、燃ゆ』など話題となった数々の作品を支えてきました。
柔らかな雰囲気ながら、ひとたびゲラと向き合うとまばたきも忘れ、ことばの海に潜り込む。
小さな部屋で人知れず1文字の価値を守り続けてきた半生。
大西と迷い込んだ、豊かで奥深い、ことばたちの世界。

1988年から25年以上にわたり、河出書房新社、集英社、岩波書店などの一流出版社で外部校正者として活躍。
「ひとりでやりたい!」との思いから一人出版社「ぼっと舎」を設立。
現在も一流校正者として活躍しています。

大西寿男さんは、中学時代から自ら小説を書くほど本が好きでした。
そして、知り合いの依頼で校正のアルバイトをするように。
26歳でフリーランスになり、10年後には担当した作品から数々のヒット作が生まれました。
しかし、「才能は必要ない。単なる下請け」などといわれたことも。

さらにネットの台頭とともに深刻な出版不況が訪れ、
校正料の削減や納期を短縮をしないと仕事が回ってこなくなりました。
睡眠時間を削り必死に仕事をこなしていましたが、
ある時、一冊の本の校正を期限までに終わらせることができませんでした。
そこで、原点に立ち返ることを決意。
生活を切り詰めてでも無理な仕事は断り、一つ一つの仕事に丁寧に時間をかけるようになりました。

2022年10月、大西寿男さんは34万字の長編小説の校正の依頼を受けました。
すべての意味を取りこぼすことのないよう集中力を維持し、言葉に悩みながらもやり遂げました。
しかし、提出した後も気になる部分があり、出版社の元へ。
いろいろ話しをしたそうで、出版社から「助かりました」と言われ
苦労が報われた感じがあります、といっていました。

大西寿男さんに「プロフェッショナルとは」と問いかけると、
「与えられた受け身ではなく自分で選び取った受け身であるからこそ、
役に立てることがあると信じて。いつもそのことを忘れないでいること。」とのことでした。

大西寿男さんの本

>>校正のこころ 増補改訂第二版 積極的受け身のすすめ [ 大西 寿男 ]

>>セルフパブリッシングのための校正術【電子書籍】[ 大西寿男(著) 伊富魚(イラスト) 0.9Gravitation(デザイン) 鷹野凌(編) ]

まとめ

校正者・大西寿男さんの紹介をしました。
ぜひ参考にしてみてください。

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