2012年12月11日に放送された「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」のしつこい身体の不調を改善する5つの新事実スペシャル。
2016年2月13日にBSで再放送されていたので、その中の「腰痛の新事実」について紹介します。
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パピーポジションで腰痛改善
腰痛は、日本人が抱える症状として24年間連続1位。
しかし80%以上は原因がはっきりわかっていないといいます。
そんな腰痛に、注目されている治療法があります。
それは1日2回、1分間赤ちゃんポーズをする治療法。
その名もパピーポジション。
赤ちゃんのように身体を後ろに反らすストレッチ。
県立会津総合病院でも取り入れられ、成果が上がり始めているとのこと。
本来、健康な背骨はS字曲線を描いていますが、腰痛患者の背骨の多くは曲線がなくなったり、前かがみ状になったりしています。
パピーポジションは硬くなった筋肉を柔軟にすることで背骨を本来のS字曲線に戻していく治療法の一つ。
全方向にストレッチすることで背骨が改善されるといいます。
【パピーポジションのやり方】
1.うつ伏せで寝て、痛みがないかチェックします。
2.両腕が垂直になるように上体を起こし痛みがないかチェックします。
3.痛みがなければこの姿勢を1分続けます。
支えるのがつらくなければ頭を上げましょう。
(※痛む場合は、うつ伏せを1~2週間行います。
痛みがなくなれば、上体を起こします。
※痛みが出るようであればすぐに止めてください。
急性の腰痛が起きてから1~2週間は避けましょう。
また、手足にしびれや麻痺、持病のある方は、医師に相談してから行うようにしてください。)
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パピーポジションの指導をしている福島県立医科大学 特任教授 伊藤俊一先生によると、個人差はあるそうですが、2週間ぐらいで効果が出るといいます。
腰痛持ちの梅沢富美男がパピーポジションに挑戦
そこで、芸能界一の「腰痛持ち」でパピーポジションの効果を見ることに。
女形の梅沢富美男さんは、舞台で重い衣装を着用することなどが原因で、腰痛に悩まされているとのこと。
梅沢さんの腰のMRI画像を白土先生に見て頂くと、背骨がまっすぐになっているだけでなく、椎間板が正常なものと比べて黒く変色し、3箇所が飛び出しているといいます。
また、背骨の柔軟性は、気をつけの姿勢から後ろに反らした時に30度以上曲がるのが正常なのに対し、梅沢さんはわずか21度しか曲がらず、かなり筋肉が固まっているそう。
伊藤俊一教授の指導で、梅沢富美男さんがパピーポジションに挑戦。
【パピーポジションをする前のストレッチ】
1.椅子に座り背中を壁に強く押し当てる
2.ゆっくりと前屈する
伊藤先生によるとこのストレッチを5回行ってから、パピーポジションをやるとより効果的だといいます。
梅沢さんにはパピーポジションを朝と晩の2回、1分間ずつ実践してもらい、2週間後にどれだけ腰痛が改善されているのかチェックさせて頂くことに。
梅沢富美男がパピーポジションに挑戦したことで、日をおうごとに腰痛が改善されていったのでした。
梅沢富美男さんが効果を感じたのは1週間ぐらいたったころから。
朝起きるのが楽になったそうです。
白土先生によると
「パピーポジションは筋肉など柔らかくするストレッチの一種。
背骨の姿勢がよくなって柔軟性が増して楽になったと思うので非常にいい方法。
ただ、パピーポジションだけではなくほかのストレッチや腹筋や背筋を鍛えたりなどのほかの運動も併せて行ってほしい」
とのことでした。
そして梅沢富美男さんがスタジオで、4スパイナルマウスという機械を使って背骨の曲がり方を計測した所、パピーポジションをやる前は21度しか曲がらなかった背骨の柔軟性が、36度と改善されていました!
※放送時点での情報になります
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