2022年9月3日放送の「サタデープラス」の幸せ自己流ライフ!
祖父から父そして孫へ…3世代自給自足を受け継ぐ家族
兵庫の大森家族を紹介します!
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自給自足を受け継ぐ家族大森家
きょうのすてきなご家族は祖父から父、そして子へ。3世代でつなぐ自給自足生活。
訪れたのは、兵庫県の朝来市和田山町。
雲海に浮かび上がるその姿から、天空の城と呼ばれる竹田城で有名な町。
木々が生い茂り、車1台がぎりぎり通れる細い山道を抜けるとご自宅が見えてきました。
大森さんファミリー、長男のつくし君は大学で家を出ており、現在はここに4人で暮らしています。
住まいは築20年。
古風な平屋建ての一軒家ですが9割がた廃材とのこと。
標高が高いため、夏でも涼しいという大森さんち。
撮影した8月下旬、この日の気温は30度。
平地よりも4度ほど低く、窓を開ければ山の風が通るので、とても快適です。
ガスは通っておらず、ライフラインは電気と水道のみ。
料理はすべてまきを使う生活。
さらに、お風呂もまきで沸かす五右衛門風呂。
でもげんさんはなんと4歳から自給自足の生活だったとのこと。
父親の教えの下、作物や家畜を育て、口にするものはほとんどが自給自足。
幼いときから当たり前のように、この生活だったといいます。
大森さんファミリーに1日密着
3世代にわたり自給自足生活の大森さんファミリーに、1日密着しました。
朝、台所では梨紗子さんがまきでお湯を沸かして朝食の準備。
大森家では朝食は決まってパンなのですが、実はげんさんが焼いています。
父親から教わり、小学6年生のときから焼き続けているという、自家製パン。
父親が始めてから30年以上たった今も、当時と変わらぬ製法で、げんさん自身が焼き上げています
天然酵母を使った無添加のパンは評判となり、今では家族で食べるほか、インターネットでも販売。
大切な収入源となっているとのこと。
そんなパンを使ったこの日の朝食は、サンドイッチ。
パンだけでなく、挟んでいる野菜もすべて自家栽培。
朝食後、夏休み中の子どもたちを連れてお出かけ。
夏野菜が今、豊富なので野菜の収穫へ。
げんさんがこどものころ、父親から教わったという野菜作り。
今では、テニスコートおよそ8面分という広い畑で、1年を通して10種類ほどの作物を栽培。
食べる野菜はすべて、この畑で賄っているんです。
週に1度、子どもたちにも収穫などの農作業を手伝ってもらっているそうです。
もちろん、お米も自家栽培。
そんなげんさんが育てるお米には、自給自足ならではのある大きな特徴が。
育ちがいい米は、もみ殻をつけたまま乾燥させ保存。
そうすることで、来年育てるお米の種になるのです。
米は育てる気候や風土に適応するため、その土地でしか作れない味になるとのこと。
この種を取る作業を大森家では、
父親の代から繰り返し続け、およそ30年間、同じお米を食べているのです。
種を取っているのは、お米だけではなく、野菜も。
例えばトマトは、普通は食べてしまう真ん中の部分の種を洗って乾燥。
この種を来年、畑にまけば、夏には真っ赤なトマトが実をつけてくれます。
兵庫県西宮市で生まれたげんさん。
アレルギー体質だったお兄さんの体を気遣い、
父親が自分たちで食べ物を作ろうと決意して、ここ朝来市へ移住してきました。
でも当初は、農作業の知識がほとんどなかった大森家。
手探り状態での自給自足生活は、相当苦労したそうです。
しかし、つらく苦しい自給自足ではなく、楽しく笑い合える、
そんな自給自足生活を家族と目指しました。
そんなころに出会ったのが、妻の梨紗子さん。
当時、美術大学に通い、自然の中での暮らしにも興味があったそうです。
そんな2人は意気投合し、1年後には結婚。
そして今、梨紗子さんは、自宅の向かいに建てられた離れに
アトリエを構え、山での暮らしからインスピレーションを感じながら、大地や植物などの絵画を制作。
個展や展覧会で作品を販売しています。
ちなみに大森家の1か月の生活費は
食費は自分たちで賄えない分は購入。
そのほか、通信光熱費などを合わせて、ひとつきおよそ10万円。
パンや米のほか、絵画の売り上げなどで十分生活できるそうです。
午後になると、げんさんと子どもたちはまき割り。
自給自足の生活において、まきは絶やすことのできない大切なものです。
伝えたいのは自給自足生活を楽しむということ。
将来、子どもたちにはその生活を必ずしも続けてほしいとは思っていないそうです。
この生活はいつか子どもたちの何かの役に立てばという思いで伝えているそうです。
午後5時、台所では家族みんなで夕食の準備。
子どもたちも率先して料理のお手伝いをします。
今夜のメニューは、
玄米と黒米を一緒に炊いたごはん。
そこへ自家栽培されたインゲンやナス、干しタケノコなどをきれいに盛りつければ、
大森家特製の野菜のちらしずしが完成。
さらに、庭先に自生している野草、ユキノシタは天ぷらにして頂きます。
代々受け継がれた野菜と大自然の恵み。
最高の晩餐です。
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★山の一家葉根舎
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まとめ
TBSテレビサタデープラスの放送より
3世代自給自足を受け継ぐ家族、大森家(兵庫)の紹介をしました。
ぜひ参考にしてみてください。
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