2017年8月28日放送の「あさイチ」は
「なんとかしたい!「げっぷ」大研究」。
げっぷはがでる原因や出やすい食べ物
対処法、病気の場合もあることなどを紹介!
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げっぷはなぜでる?
ビールや炭酸飲料を飲んだあとなんかに
思わず出ちゃう、げっぷ。
「あさイチ」アンケートによれば
自分のげっぷが気になる人は4割ほど。
外では出せないほどの音が出たり、
ひっきりなしに出たりするケースや
特定の食べ物でげっぷが出るという人も。
げっぷは誰にでもある生理現象。
食事や飲み物をとると、
空気も一緒に飲み込んでいます。
そして、胃の中に食べ物が増えて、
空気のスペースが少なくなると、
胃の上部が広がります。
すると「下部食道括約筋」という
食道と胃のつなぎ目の筋肉が開き、
余分な空気が押し出されます。
これが「げっぷ」です。
生理現象なので基本的には
自分で操作はなかなかできない筋肉が
使われています。
げっぷが出やすい食べ物
ハンバーグがげっぷを誘発するとの
書き込みやアンケート結果が出ています。
消化器内科の岩切勝彦先生によると、
脂質を多くとると十二指腸から
コレシストキニンというホルモンが分泌されます。
このホルモンは小腸での脂質の分解を促す一方で
下部食道括約筋を開く作用もあるとのこと。
なので、胃の中の空気がげっぷとなって出てきます。
ハンバーグはひき肉を使っているため
脂質が高い。
調査したところ、5種類の肉の中で
合いびき肉が最も高い21%程度の脂質を
含んでいました。
また管理栄養士・内野美恵先生によると
たまねぎは切って空気に触れると
イソアリシンという成分が発生するといいます。
これは辛みの成分で
胃の粘膜に刺激を与えます。
イソアリシンは加熱するとなくなりますが
今度は、セパエン類などの硫黄を含む成分が発生。
これも胸焼けや、げっぷを
引き起こすことがあるのです。
そして、ある研究論文にトマトは
胃酸の逆流を引き起こす可能性があると
書かれていました。
胃酸とともに、空気も逆流して
げっぷにつながるのです。
つまり、ハンバーグは脂肪、たまねぎ、トマト
というげっぷを引き起こす3つの要素を
含んでいたのです。
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他にも
ローストンカツ、メンチカツなどの高脂質のもの、
かんきつ類、
チョコやケーキバウムクーヘンなどの
高糖質のものや糖分が高いものも
出やすくなる傾向にあるそうです。
出やすくなる習慣
専門家によるとげっぷがでやすいのは
食べ方も関わってきているとのこと
早食いすると空気を多く吸い込みがち。
また、テレビを見ながら食べると
あごがずっと上がった状態で
食べるとのどに空気が入りやすく
胃にも入りやすい状態になってしまいます。
前もって出やす方法
消化器内科が専門の瓜田純久さんによると
先に出やすくする方法としては
・うつぶせや体を横にしてゴロゴロする
※食後すぐは食べ物を戻しやすいので避けてください。
・歯磨き中に咽頭反射を利用して
不要な空気を出す
病気のサインのことも
「げっぷ」の回数や音が気になる
という女性3人を内視鏡で検査したところ、
全員に軽度の逆流性食道炎と
パレット上皮が見つかりました。
「逆流性食道炎」は胃の中で食べ物を消化するために
分泌される胃酸が食道に逆流し、
炎症を起こす病気です。
バレット上皮は
もともと胃の粘膜は、胃酸を中和する粘液に
保護されています。
一方、食道は、本来は胃液に触れることがありません。
しかし、胃液が逆流すると酸に負けないように、
粘膜が胃と同じように変化するのです。
このバレット上皮は、
ごくまれにがん化することもあるとのことです。
【こんなげっぷに注意】
・気になるほど回数が多い
・苦い・酸っぱい感じがする
・胸やけを伴う
このような場合は注意が必要です。
逆流性食道炎の場合は
(まずはお医者さんで見てもらってください。)
生活食事の食べ方、飲みすぎ食べ過ぎが影響している
可能性があるので見直したり、
生活習慣、食習慣、睡眠などもとても大事。
そして、胃酸を抑える薬がよく効くとのこと。
最近ではプロトンポンプ阻害薬(PPI)や
最近新しくもっと強い
カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(P−CAB)も発売されて、
これが非常によく効くとのことです。
ストレスが原因のげっぷも
ストレスや緊張から、嚥下反射を起こし、
飲み込む空気が多くなることがあります。
中には日常生活に支障がでるほど
げっぷが出るケースも。
「吞気(どんき)症」と呼ばれる症状です。
番組では、中学生の頃、友達関係の悩みが
引き金となって吞気症を発症した女性を
取材していました。
カウンセリングなどを受け、
心のストレスが軽減していくと、
徐々にげっぷは減っていったとのことです。
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