2022年5月7日放送の「サタデープラス」の自己流ライフ
“自分の生き様”を貫き、幸せ一杯に暮らしている家族のライフスタイルに密着。
今回は「鹿児島離島の無人島に2人で暮らす夫婦」から”幸せな生き方”を学びます。
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鹿児島離島で故郷守る自己流無人島ライフ夫婦
佐々木夫妻が定年後りゅうくん(ワンちゃん)と共に移り住んだのは、新島と呼ばれる小さな島。
場所は鹿児島県。
桜島のすぐそばです。
およそ240年前、桜島の噴火によって海底が隆起し、現れたのがこの新島。
周囲はおよそ2.3キロ。
国立競技場2つ分の広さ。
そしてこの島の現在の住民は2人だけ。
ここに住み始めて2年半。
それまでは無人島だったのです。
ご夫婦の住まい吹けば飛ぶような家にすんでいます。
つい最近も1週間ぐらい前に崩れ落ちました。
築およそ50年、空き家になっていた3DKの家を3か月かけてリフォームしました。
2人で暮らすには十分だといいます。
佐々木夫妻の1日に密着しました。
朝6時。
1日が始まります。
この島には、ガスは通っていませんが、
電気と水道は海底を通って桜島から送られてきます。
だからそれほど不便はないそう。
朝7時、朝食は2人仲良く、並んでいただきます。
冷凍庫が2つあります。
この新島は風や波が高かったら1週間から10日以上、
対岸に渡れないことがあるので食材をストックしとかないと、食料がなくなってしまうのだそうです。
ほかにも野菜などの生鮮食品は、週1回、桜島に渡り、まとめ買いするそうです。
そんな島暮らしをする2人の寝室がとても変わっています。
押し入れの中に2段ベッドを作って寝ています。
でもなぜ、押し入れで寝るようになったんでしょう?。
それは民泊もしていて、民泊のときに、お客様が寝るベッドに
ふだん寝るのは、ちょっと申し訳ないため。
民泊は2食付きで1泊8000円からです。
ここでは、すべてが宿泊客優先。
だから食事もあえてキッチンだったのです。
ほかにも直行さんは船舶免許を取り
釣り客などを島から島へと運ぶ海上タクシーをして生計を立てています。
朝9時半。
2人がでかけたのは島唯一の神社、五社神社。
ここのお世話をするのが日課。
2人がこの島にやって来るまでは、神社は荒れ果てていました。
そんな神社をなんとかしようと有志が集まり、2年かけ、再建。
2人がこの島で暮らすようになった理由。
実はこの神社が大きく関係しているとのこと。
5人姉妹の末っ子として生まれ、小学校卒業まで新島で過ごした和子さん。
その当時、島にはおよそ100人の人たちが暮らしていたそうです。
小学校にもたくさんの児童が。
しかし、中学以上の学校が島にはないため、和子さんは親戚を頼り、新島を出て、鹿児島市内へ。
その後、23歳で直行さんと出会い、結婚。
北九州で4人の子どもとともに暮らしていました。
一方、新島では時代の流れとともに、住人がどんどん減っていき、ついに2013年には無人島になってしまいます。
それを知った和子さんは、すぐに島を訪れました。
島に来たときはジャングルのような状態に。
それからは、夫、直行さんも一緒に、毎月、島を訪れ、掃除するようになったといいます。
そこには、和子さんの亡き父親の思いがありました。
「神社をどげんかしたい。」といった亡き父の思いを胸に、有志を集め、
再建したのが五社神社だったのです。
そして夫婦でこの島に住み、神社を守っていくことを決意。
第2の人生のスタートでした。
こうして移り住んだ2人ですが、今は島の掃除に追われる日々。
週末はボランティアの方もいますが、平日は2人での作業。
小さな島といえど、なかなかの重労働です。
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手付かずの自然が残る美しい新島に、たくさんの人が来るようになってほしい。
そんな思いからなんです。
その活動のおかげで、現在は釣り客や島の探索など、年間3000人が新島を訪れるようになりました。
ちなみに週3日、桜島からの定期便があります。
小腹がすいた午後3時。
出てきたのは、鹿児島名物のお菓子、ふくれ菓子。
長命草という植物を練り込んだ、和子さんオリジナルのスイーツ。
作り方は簡単。
九州、沖縄地方に自生する、長命草を摘んできます。
実はこれ、栄養価が高いため、パワーベジタブルと呼ばれていて、大手化粧品メーカーも注目する植物。
これを1日乾燥させたあと、ミキサーで粉末にしていきます。
小麦粉にこの粉を加え、卵、水、重曹、蜂蜜などとともに、よーく混ぜ合わせていきます。
あとは蒸し器に移し、強火で15分蒸せば、完成です。
素朴なお菓子で、とてもおいしそうです。
夕方4時。
2人で仲よく釣りです。
きょうの夕食は、どうやら自分たちで調達するようです。
カサゴという魚が釣れました
最高の晩さんは、充実した1日を締めくくる夕食です。
きょうのメニュー、まずは今釣ってきたばかりのカサゴを、下処理しから揚げにしていきます。
食材が家の前で調達できるのは島暮らしならではです。
そして3日前に家の前の海岸で取ってきた、ワカメを使った酢の物。
さらには、家の周りで取れる、ツワブキ。
これを甘辛く炒め、きんぴらにした一品など、どれも季節を感じる料理ばかりです。
大好きな新島で取れた食材ばかりが並ぶ食卓。
2人にとっては心が豊かになるひと時。
最高の晩さんなのです。
元無人島に新名所できた 金色の御朱印が人気、来島者が増加 桜島沖の新島「五社神社」 (南日本新聞)
五社神社の御朱印を持つ佐々木和子さん=鹿児島市新島町拡大 鹿児島市の桜島北東に浮かび、約6年間無人だった新島の“パワースポット…https://t.co/bm7XB8DNwi#地域のニュース#ローカルニュース
— 地域のニュースと地震速報 たまに猫と珈琲【公式】 (@cvb_224) March 28, 2022
夫婦が営む民宿
・民泊ニューアイランド佐々木
詳細はこちらをどうぞ↓
★民泊ニューアイランド佐々木
桜島から新島の定期便
まとめ
TBSテレビサタデープラスの放送より
鹿児島離島で故郷守る自己流無人島ライフ夫婦の紹介をしました。
ぜひ参考にしてみてください。
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