2017年7月31日放送の「あさイチ」で
「旬到来!“桃”の究極の食べ方、教えます!」。
ここではおいしい桃の見分け方&
甘みを引き出す冷やし方&
達人直伝のくし形の切り方の紹介!
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おいしい桃の見分け方
【①桃の形が左右対称で、真ん丸のもの】
味にムラがなく、全体がおいしくいただけます。
歪な形の桃は味にばらつきがあるとのこと。
【②表面に「果点」がある】
果点とはももの表面にできている茶色い小さい点々で
実はおいしいサイン。
同じ大きさで果点があるものと果点がないものを
糖度計で計ってみると、果点があるほうが甘いのです。
果点の正体は、皮の表面にできた
とても小さな亀裂。
果点があると甘い理由については
糖分を蓄えすぎたために皮が破れた説や
果点から水分が飛んで甘さが凝縮する説などがあり
はっきり分からないそうです。
ちなみに赤く色づいた桃では果点は
白い点となって出てきます。
【左側の茶色っぽい点々や右側の白っぽい点々】
果点があると最高級品にはならず
価格はお手ごろなのだそうです。
果点は十分熟れたという証しで
目立ってくるので食べ切りということなので
果点があるものを買ってきたら
早めに食べたほうがいいとのことです。
また果点が出やすい品種、出にくい品種も
あるそうです。
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また、栽培の仕方で変わりますが、
同じ状態で育てたものなら
赤いほうがおいしい確率は高い。
また基本的には大きいものを選んだほうが
甘い確率が多い。
桃のおいしい冷やし方
慶應義塾大学研究員の鈴木隆一さんは
人の味覚を研究していますが、
人の味覚は冷たいと甘味を感じ
にくくなるとのこと。
実験によると常温に近い25度の桃が最も甘く感じられ
温度が下がっていくほど弱くなっていました。
しかし夏には冷たく美味しい桃を食べたいもの。
大田市場の岡山県職員の山下さんによると、
氷水で15分冷やすだけでo.kとのこと。
冷蔵庫でひと晩冷やしたものは
中までしっかり冷えてしまいました。
しかし、15分氷水で冷やしたものは
表面に近い部分はしっかり冷えますが、
中の中心部分までは冷え切りません。
さらに東京大学の東原和成さんによると、
甘さ以外にもメリットがあることが
わかりました。
香りも味わう上でも
ベストコンディションになるといいます。
桃は温度が下がると香りを出す酵素の働きが弱くなります。
しかし氷水で15分冷やした場合は
内側の温度が高いため
芳じゅんな香りをしっかり味わえるのです。
桃のくし形切りの方法
フルーツ界のレジェンド森山登美男さんによると
桃は、くし形に切るのがいちばん。
見た目はもちろん、
桃をむだなく食べることができます。
【達人直伝!桃のくし形切りのコツ】
くし形に切るうえでやっかいなのが種。
まずは、桃の割れ目に沿って
ペティナイフで1周切れ目を入れていきます。
そこで桃を回してみて回らない場合は
種の下にペティナイフがいくように刺しこみ、
くるりと桃を回します。
そうすると手で桃を回すと半分に割れるので、
ナイフで種を取り除く。
そして8等分にします。
ここで、もう1つの難問が。
それが、桃の皮むき。
実は、皮をむくときはナイフを入れる角度こそが鍵。
ペティナイフをまな板に沿ってすっと、
平行に動かします。
ゆっくり、止めずに切ることで切り口が滑らかに。
皮が上手に薄くむけたら
意外な使い方もありますす。
下に桃の皮を敷いてその上に桃を盛ると
桃が滑らず重ねて盛ることもでき
見栄えもよくなります。
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