2017年7月11日放送の「たけしの家庭の医学」は
「認知症を予防&血管の老化を止めるSP」

ここでは
脳のゴミ出し力を上げて認知症を予防!
について紹介!

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脳のゴミ出し力とは?

脳のゴミが増えることが、
認知症発症の最大の原因。

認知症から自分を守る重要ワードが、
「脳のゴミ出し力」。

脳にゴミが増えても、
ゴミを外に出せば認知症を予防できます。

認知症はここ数年で右肩上がりを続け、
8年後には65歳以上の5人に1人が
発症すると言われています。

脳のゴミが溜まることで
神経細胞が死滅し、その結果
認知症を発症すると考えられています。

国立長寿医療研究センターの遠藤英俊先生によると、
脳のゴミは誰でも作られているもので、
若い人はうまく捨てられていて、
年を取っても脳のゴミを捨てられている人は
認知症になりにくいといいます。

脳のゴミとはたんぱく質が固まったもの。
なぜ溜まるのかはまだ分かっていません。

脳のゴミの医学的な名称はアミロイドβ。
認知症の原因とされる脳のゴミ、アミロイドβ。

認知症になった人は、正常な人の25倍の
アミロイドβを溜めています。

国立循環器病研究センターの猪原匡史先生によると、
脳のゴミ出し力が低下する原因の1つは、
身体のある部分の動きが悪くなることだといいます。

ある部分の動きを悪くすると、
どれだけ脳のゴミ出し力は低下するのか?

女子大生2人組の協力を得て検証。
健康状態はいたって正常。

事前に血液中のアミロイドβの量を調べると
6.82と5.67でした。

2人に高級感あふれる広い家に
1日中好きに過ごしてもらいます。

DVD、マンガ、雑誌、食事やお菓子もあり
好きな時に好きなものを食べていいとのこと。

セレブ生活を1日満喫して
血液中のアミロイドβを再び調べると

6.82→1.05
5.67→0.74

その量は大幅ダウンしていました。

たった1日で体のどこの動きが
悪くなってしまったのでしょうか?

グータラ生活は
生活習慣病の引き金になります。

脳のゴミ出し力低下の原因は、血管の拍動

脳のゴミ出し力が低下する大きな原因は、
血管の拍動のことだったのです。

アミロイドβは細胞で発生し、
脳に溜まっているが、
血管が拍動しているとアミロイドβは
血管から脳の外へと押し流され、
身体の外へ排出されます。

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しかし血管の拍動が低下すると、
アミロイドβが脳内で停滞し、
脳の外へ流れ出ることができなくなります。

血管の拍動の低下は、生活習慣の乱れにより
動脈硬化を進める事が原因。

脳の血管の拍動が低下すると、
脳血管性認知症になりやすくなります。

しかし血管性の認知症とアルツハイマー型認知症は
合併することが多く、血管の拍動が低下すると
2つの認知症の危険性が高まります。

特殊な方法で血管の拍動を弱めたマウスと、
正常なマウスの脳細胞を3か月観察。

アミロイドβの蓄積に
どれだけ差が生まれたかを実験した結果、
拍動を弱めたマウスからは正常なマウスの2~3倍の
アミロイドβが確認されました。

これはマウスレベルの研究で人への効果は
まだ分かっていないのですが、
ある栄養素を摂取すると血管の拍動を助け、
脳のゴミ出し力をアップさせる可能性があるといいます。


脳のゴミ出し力をアップさせるレスベラトロール

その栄養素とは、レスベラトロール。

レスベラトロールは、
ブドウの皮やピーナッツの薄皮に
多く含まれているポリフェノールの一種。

まだ研究途中のため、どのくらい摂取すれば
ゴミ出し力がアップするか、
また、認知症の予防にどれほど効果があるのかなど、
具体的な研究結果はないそうです。


レスベラトロールの検証

そこでレスベラトロールが豊富な
皮付きピーナッツを食べ、脳のゴミ出し力は
アップするのか検証することに。

1日10~15粒程度の皮付きピーナッツを食べ、
1日10分程度のウォーキングを行います。

78歳の安藤さんと、69歳の安西さんに
協力してもらいました。

アミロイドβ量は安藤さんが1.06
そして安西さんも1.89と
かなりゴミ出し力が衰えていました。

検証スタート。

検証2日目。
安藤さんのアミロイドβ量は1.06から1.79へと
若干アップしたもののその差はほんのわずか
安西さんは1.89からなんと8.47へと大幅アップ。

5日間の検証が終了。

安藤さんの血液中のアミロイドβ量は
2日目には1.79だったのが
6.69まで大幅にアップしたのでした。

※放送時点での情報になります

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