2017年5月20日放送の「世界一受けたい授業」の中の
「カラダの新常識 病気の原因『姿勢トラブル』を見逃すな!」
高平尚伸先生が悪い姿勢の改善効果が期待できる
壁向きスクワットを紹介!
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姿勢のトラブル
悪い姿勢は、骨が傾く、変形する原因になります。
背中が曲がった「背中ぐにゃ」の子どもも
近年増えています。
寝転んでテレビを見るなど、
長期間の悪い姿勢が原因で視力低下を引き起こし、
左右で視力差が生じる危険性があります。
ほかにも姿勢の悪さで起こるトラブルとして、
背中に急な痛みを襲う「ぎっくり背中」などが
あります。
頭の重さは体重の約1/10と言われています。
例えると70kgの人なら7kgのボウリングのようなもの。
いい姿勢というのはそのボウリングの球
が体の近くにある状態で、
悪い姿勢はボウリングの球は
体から離れている状態といえます。
姿勢が悪いと肩や腰に負担がかり、
だんだん体の不調の原因にもつながってきます。
【腰痛は巻きタオルでよくなる!】
簡単姿勢チェックの方法
使うのは、「イス」と「壁」
壁に向かって座ります。
イスは座った時、ひざが90度になる高さが目安。
そのイスに座った状態で、壁に近づき、つま先、
ひざが軽く触れるようにします。
この状態から、立ち上がる事ができるか?どうか?
簡単に立ち上がれればOK。
立ち上がれない人は要注意。
すでに姿勢トラブル、もしくは、
姿勢トラブル予備軍です。
もともと、姿勢が悪い方、特に猫背の方などは、
必要以上に重心を前に移動させないと立てないので、
目の前に壁があると立ち上がりづらいのです。
さらに、正しい姿勢に重要な、
骨盤やインナーマッスルも確認しています。
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また、骨盤が正しい位置にない人も立ちづらく、
正しい姿勢を維持するための筋肉、
腸腰筋が弱い人も立ちづらいのです。
姿勢が招く深刻なトラブル
【①ぎっくり背中】
姿勢の悪さ、運動不足などが原因で
背中の筋肉に余計な負担がかかった時、
予期せぬ極度の張りや硬直を引き起こすの
がぎっくり背中です。
ぎっくり腰の背中版ですが、
呼吸するだけで背中全体に痛みが走ることがあり、
日常生活に支障をきたしかねません。
【②肺血栓塞栓症】
エコノミークラス症候群の原因となるような、
姿勢が良くても長時間同じ体勢でいることが危険。
股関節や膝など血管がまっすぐではないところでは
血流が停滞しやすくなり、血栓、つまり血の塊が
できやすくなってしまいます。
さらに足の静脈にできた血栓は要注意で、
肺に運ばれ、肺の血管を詰まらせる
肺血栓塞栓症を引き起こすことがあるのです。
長時間座ったままにならないように、
脚を伸ばす、姿勢を変えることで
血栓の危険性を抑えられます。
肺血栓塞栓症は死に至る病気なのですが、
ほかにもずっと同じ姿勢でいると骨が変形し
戻らなくなってしまう場合もあります。
姿勢トラブル改善方法「巻きタオル」
姿勢トラブルで多いのが、「猫背」
大きな問題は、骨盤が傾いてしまっていること
やり方は、
バスタオルを丸めて、両端を輪ゴムで止めるだけ
1.イスの1番奥、背もたれの下にタオルを置く
2.お尻の端をタオルに乗せてすわる
これは、傾いていた骨盤を、
タオルによって立った状態に戻す方法です。
骨盤を正しい位置に戻すことで、
姿勢改善の効果が期待できるのです。
長期間かけて悪い姿勢になってしまった場合は
長期間かけて正しい姿勢にしていく必要があります。
壁向きスクワットのやり方
1.壁に向かって立つ。
2.足を肩幅に開く
つま先は壁につけます。
3.手は頭の後ろで組む。
4.その状態でゆっくりスクワットします。
なるべく深く曲げます。
※膝が多少壁にあたっても構いません。
1日10回を3セット行います。
比較的早い姿勢改善を目指す人におすすめ。
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