部屋干し、シャツ、洗濯

2021年5月12日放送の「あさイチ」
「解決!生活のミカタ 衣食住:常識の“見方”を変えて“味方”に」

ここでは洗濯ネットの正しい使い方、制服の洗い方の紹介!

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洗濯ネットの正しい使い方

洗濯ネットを上手に使うと大切な衣類を守ったうえで
汚れも落ちるしシワもつきにくくなります。

教えてくれるのはお洗濯マイスターの大貫和泉さん。

・服のサイズに合った大きさのネットを使う。

大きめの洗濯ネット→ジャケットやスラックスセーターなど厚みのあるもの。

中くらいのネット→ブラウスやシャツなど薄い生地のもの。

小さいネット→ストッキングなど。

番組では洗濯ネットの大きさによってシワのつき方がどう変わるのか検証していました。

使うのは形状記憶ではない綿100%のシャツです。
シャツに合った中サイズのネットに畳んで入れたもの、
・大きめのネットに畳んで入れたもの、
・ネットに入れずにそのままのものを洗濯してみました。

すると中サイズのネットに入れたシャツは畳んだままの状態ですが、
大きいサイズのネット入れたものは形が崩れて下に固まってしまっています。

ハンガーに掛けて乾かすと
大きいサイズのネットに入れたものや
ネットに入れなかったものはシワが多いことが分かります。

畳むと内側の汚れが落ちにくくなるのではと思うかもしれませんが
実は畳んで入れたほうが汚れも落ちやすくなります。

今度は、汚れの落ち具合を検証します。

人工的に皮脂汚れと同じ成分を付けた布。

これをシャツの中に入れて一方は畳んでネットに、
もう一方は布を中に入れて畳まずにネットに入れて洗濯していきます。

洗濯後、汚れを付けた布を取り出して測定すると
ネットに畳んで入れたシャツの汚れの落ち具合を100とした場合、畳まずに入れたほうは80ぐらい。
汚れの落ち具合が2割減ってしまったんです。

また、ネットには1枚ずつ入れるのもポイントです。

まとめて入れると重なる部分が大きくなって汚れが落ちにくくなるため。

ネットにストッキングを1枚入れたものと5枚入れたものを比較すると
5枚入れたほうは汚れの落ち具合が1割減ってしまいました。

洗濯ネットの形などの使い分け

洗濯ネットとというと筒状の丸形のものもありますが、
丸形のものは中で衣類が動きやすいので例えば型崩れとかしわの気にならない
衣類、トレーナーなどを入れるといいです。

縫い目の大きさの目の細かいものと粗いもの
これは目が粗いものは水をよく通すので汚れ落ちの気になるものを入れて洗うとよい。

一方、目の細かいほうが例えばストッキングやビジューの付いている衣類、
けばだちの気になるニットなデリケートなものを入れて洗います。

また色の濃い衣類、
例えば黒とか紺色のシャツとかタオルと一緒に洗うときにけばだちが付くのを
防止したい衣類も細かい目のネットに入れます。

また、洗濯表示を見てネット使用のものはネットに入れたほうがいいのですが
ネットなしのほうが汚れ落ちがいいので例えタオルや下着などは外に出して洗っても大丈夫です。

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デリケートな下着じゃなければ大丈夫です。

おすすめの洗濯ネット活用法が制服を洗うことです。
大きい洗濯ネットを使うことによって
制服も簡単におうちで洗濯することができます。

制服の目立ち汚れを調べました。
全く洗濯しなかった人、
3か月に1回クリーニングした人、月に1回自宅で洗った人を比べました。

全く洗濯しなかった人が8人いてそのうち7人に目立つ汚れが付いていました。

月2回自宅で洗っていた人は11人のうち3人が目立つ汚れがついていた。
注目は3か月に1回クリーニングの方8人中7人に目立つ汚れがついていたということです。

全く洗濯をしていなかったのと同じぐらい汚れていたのです。
もちろんクリーニングに出した直後はきれいになっていますが、
その後すぐに汚れてしまうので頻度が少し足りない。

なので、月に1回ぐらい洗うのがいいということになります。
さらににおいも同じ結果で、
3か月に1回と全く洗濯しない場合精度は同じくらいになったということです。

ただ毎月1回クリーニング出すのは家計にも厳しいので
洗濯ネットを使うことによって洗濯機で簡単に洗濯ができます。

その方法を使えばスーツやジャケットもおうちで洗えます。

制服の洗い方

ポイント①

ブレザーのボタンは外すべし!

立体的にデザインされているブレザーはボタンをかけて畳むと脇やボタン部分にシワが寄ってしまいます。

ボタンを外して、袖をクロスして半分に折り畳んでから洗濯ネットに入れます。

スカートは、洗濯中に引っ掛かるのを防ぐためホックとファスナーを閉じて
洗濯ネットの大きさに合わせて畳んで入れます。

スラックスも同様にホックとファスナーを閉じて蛇腹折りで洗濯ネットに入れます。

ポイント②

・縦型の洗濯機で洗うときは入れる順番に注意。

縦型洗濯機の場合は重いブレザーを下・軽いスカートを上に入れる

また、おしゃれ着用も弱水流のコースで洗います。
洗剤も、おしゃれ着用の中性洗剤を使います。

洗濯後は陰干しに。
スカートやスラックスは筒状に干すと早めに乾きます。
また、袖や、すそにタオルを詰めると重みでシワが寄りにくくなります。

制服を洗うときの注意点

毎日着る制服は、襟や袖口すそが非常に汚れているので汚れが気になる部分には
おしゃれ着用洗剤の原液をつけてから畳んで洗濯ネットに入れて洗濯機で洗います。

ただ、汚れがひどい場合にはおしゃれ着用洗剤を塗ったあとにスポンジのやわらかい部分で
軽くたたいていただくとさらに汚れ落ちが向上します。

もう1つ注意点があります。
それは洗濯表示です。
おけのマークがついているものは洗濯機で洗えます。

横棒が2本になっているものは繊維がよりデリケートなのでおしゃれ着用コースで洗うようにします。
さらに手洗いのマークがついているものは基本的に手洗いで洗ってください。

洗濯機に手洗いマークの衣服を洗える洗濯機のコースがある場合は洗濯機で洗うこともできます。

大手学生服メーカーが販売している制服のうち、
全国の学校で採用されているものの9割以上が水洗いできるとのことです。

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