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2017年3月5日放送の「健康カプセル!ゲンキの時間 」は
「股関節」
股関節の柔軟性は健康の要
柔軟性を復活させるクルトン体操の紹介!
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股関節の柔軟性は健康の要
私たちの身体には260か所もの関節があります。
関節があるからこそ自由に動けます。
その中でも一番大きな関節が股関節です。
股関節は歩く、立つなどの行動に
必ずと言っていいほど関係するため、
普段から酷使しています。
例えば体重50kgの人が階段を降りた時、
片足の股関節にかかる負荷は、約250kg。
走ったりジャンプする時は、
体重の約8倍の負荷がっかっています。
股関節が硬いと、日常生活は危険だらけ。
そんな股関節の悩みのカギを握るのは柔軟性。
しかもその柔軟性が失われると
更なる恐ろしい事態を招きます。
転倒骨折そして寝たきり
更には認知症にまで
つまり股関節の柔軟性は健康の要なのです。
大腿骨頸部骨折
埼玉協同病院
埼玉県川口市の埼玉協同病院の仁平先生に、
股関節についてききます。
大腿骨頸部骨折はよくあり、
すこしひねったり転んだだけで
折れてしまうといいます。
高齢の女性に多くみられるとのこと。
平均寿命の長い日本は、
これからも増えると見込まれています。
転ばないために
股関節の柔軟性を保つことが必要とのことです。
変形性股関節症
股関節の不調は病気の場合もあります。
その殆どが変形性股関節症。
骨盤と大腿骨の間の軟骨がすり減り
骨同士が当たり痛みが生じる状態のこと。
50歳を超えてから自覚症状が出てくるといます。
日本人は遺伝的に悪くなる可能性が高いといいます。
股関節の痛みがある場合は
病院で診てもらいましょう。
すり足のチェック
すり足の人は脚をあげて歩いていないため、
歩幅が狭くなっている傾向があります。
すり足かどうか、
2ステップテストでわかります。
【2ステップテスト】
1.できるだけ大股で二歩あるき、
スタートからつま先までの距離を測る
2.①を身長で割った数字が「2ステップ値」。
※2回行って良い方の記録を採用します。
例えば2歩幅が192cmで身長が156cmなら
192÷156=1.23
2ステップ値は1.23です。
この値が1.3に満たないと脚の上がりが悪く、
転倒の危険度が高くなります。
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立ち上がり時の前傾姿勢
股関節が硬い人の生活を観察。
すると立ち上がる時、前傾姿勢になっていました。
前傾姿勢のまま歩き出すと、何かアクシデントがあっても
踏ん張ることができず、倒れてケガにつながる恐れがあります。
転倒しやすい場所
【股関節が硬いことで転倒しやすい場所~室内編~】
5位:廊下
夜、暗い足元の小さな段差につまずく。
4位:寝室
起き抜けに転倒するのケースが多い。
3位:階段
脚が上がらずつまずく人がほとんど。
2位:玄関
段差が多いだけでなく、家族の靴など
転倒の原因が多い場所。
床が堅いため大けがにつながる危険も。
1位:リビング
物が多く。つまずく要素がたくさん。
じゅうたんなど気付かない小さな段差が多いので、
しっかり立ち上がってすり足にならないようにします。
股関節の柔軟性を取り戻す「クルトン体操」
たった2分で股関節をリセット。
柔軟性が元通りになる体操を有吉与志恵さんが
教えてくれました。
【股関節の柔軟性を取り戻す!クルトン体操のやり方】
1.脚を伸ばして座り、
片ひざの下に丸めたタオルを置く。
2.太ももを両手で持ち、かかとを軸に
左右にくるくるとまわす。
※その際に、脚を股関節から引っ張るようにする。
3.次にその脚をトントンと床に打ち付ける。
4.このクルクルトントンを10回ずつ3セット行う。
5.もう片方の脚も同じようにクルクルトントン行う。
脚の力を抜いて手の力だけで行う
股関節が特に硬い方は、おしりの下や背中に
タオルやクッションなどを置くとやりやすくなります。
クルトン体操の結果
股関節が硬い60代の3名にクルトン体操を行ってもらいました。
股関節が硬くて足に手が届かず爪が切れなかった男性は、
足に手が届くようになりました。
また、違う女性が片足を行ってから、足を比べると
片足が伸びたようになりました。
これは硬かった筋肉の縮こまりがほどけて
本来の柔軟性を取り戻したからで、
これがもとの長さなのだそうです。
股関節に痛みがあってあぐらがかけなかった女性は
痛みも取れたそうです。
3人とも、2ステップテストの2歩幅も
伸びていました!
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