2017年1月21日放送の「サタデープラス」のドクタープラスは
「3つの口まわりチェックで分かる!
今日からはじめる冬の病気予防法」
その中の歯ブラシについて。
歯ブラシのアフターケアができていないと
心臓病のリスクが高まります。
歯ブラシの殺菌方法や紫外線除菌の便利グッズを紹介!
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歯ブラシの菌の繁殖
毎日行っている歯磨き。
歯磨きのアフターケアができていない人は、
心臓病にかかるリスクが高まるんです。
そう語るのは、多くのアスリートを診察し、
歯の健康と体の健康のつながりを研究する
タバタデンタルクリニック、田畑勝彦先生。
ポイントは菌の繁殖。
こんな実験をしてみました。
協力を依頼したのは、歯科分野では日本のトップクラス、
東京医科歯科大学大学院歯周病研究のスペシャリスト、
竹内康雄先生。
サタプラが持ち込んだ一見きれいに見える
使い終わった歯ブラシ。
そこについている通常目に見えない細菌を
特別な薬を使い、目で見て数えられるように
培養してもらいました。
すると歯ブラシからはおよそ
1000万個の細菌が検出されました。
これは通常の家庭の生活排水に含まれる量と
同じくらいの量。
海外の歯科医師の実験によると、
3週間使用した歯ブラシの菌はトイレの水の80倍と
いう結果もあるんです。
菌が付いたままの歯ブラシを使い続けていると、
実は心臓病になるリスクが高まるのです。
人類史上、最も患者数の多い感染症、歯周病。
20代以上の日本人のおよそ7割に
歯周病のサインが見られるといい、
重症化した人は、そうでない人に比べて、
心筋梗塞などの循環器病の発症率が
およそ2倍も高くなるそうです。
プラークと呼ばれるこぶのようなものが血管内に出来、
詰まってしまうことで起こる心筋梗塞などの心臓病。
その原因の多くは、悪玉コレステロールの数値が高いなど、
血液の問題によるものですが、歯周病菌によっても
引き起こされることがあるんです。
歯周病菌は、口の中のちょっとした傷から血管に入ると、
動脈の壁にくっつき、それが核となってプラークを作り、
圧迫するというのです。
歯周病患者が歯ブラシケアを怠ると、
その歯ブラシで歯周病菌がどんどん増え、
再びそれで歯磨きを行うと、
口の中の細菌が増加するという
悪循環に陥ってしまうんです。
歯ブラシを殺菌する方法
田畑先生がお勧めする歯ブラシを殺菌する効果的な方法は、
次のうちどれでしょう?
1.熱湯をかける
2.酢水につけて洗う
3.ベランダで干す
・
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①熱湯は歯ブラシの毛先を傷める原因になるので、
絶対にしないほうがいいです。
100度ぐらいの熱湯でも細菌は死滅しません。
②酢水は一見、酢酸が効きそうですが、
残念ながら特に効果はありません。
正解は、3番のベランダで干す。
歯ブラシケアで大切なのは、
乾燥と紫外線殺菌。
紫外線殺菌で、一番簡単なのが日光に当てること。
朝10時から昼の2時まで、紫外線が多い時間帯に
ベランダや窓際など、紫外線が当たる所に置けばOK。
曇りの日でも大丈夫。
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歯ブラシの日光消毒を毎日するのが難しい人は、
週に1度でもOK。
そのかわり、歯ブラシをよく洗ってすすいだあと、
毎回水気をしっかり切って、ティッシュなどで拭いてから
乾かすのがお勧めです。
最近では、歯ブラシケアの大切さに注目が集まり、
紫外線除菌の便利グッズがいろいろ発売されています。
紫外線除菌の便利グッズ
【「エセンシア」ポータブルシリーズ】
乾電池で作動するので、外出先でも使える
携帯用歯ブラシ除菌ケース。
歯ブラシを入れ蓋を閉めると約5分間除菌をします。
【「エセンシア」アドバンスシリーズ】
歯ブラシ5本、電動歯ブラシヘッド2本が
同時に除菌できるので家族向けです。
【「VIO life」zapi
】
普通の歯ブラシだけでなく、
電動歯ブラシのヘッド部分も使えます。
電源を押すと、紫外線除菌がスタートし、約6分間除菌されます。
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