おろしで高級朝食

2017年1月17日放送の「林修の今でしょ!講座」は
「最新版!名医が作った
太らない&病気にならない朝食最新検定。」

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最新朝食検定2017

最新研究で分かった朝食の正しい食べ方について
名医が検定型式で紹介。

問題を作ったのは日本でも数少ない
高血圧の専門医、市原淳弘先生です。



朝食にとると栄養吸収UP食材

第1問「朝食に食べると栄養の吸収がより良い野菜は?」
A:トマト B:ほうれん草

血管をやわらかくする栄養素リコピンを含むトマトか?
ビタミンCがたっぷりほうれん草か?




正解はトマト。

最新研究で判明。
トマトのリコピンは、
朝食にとると吸収率がアップする!

朝食は英語でbreakfast(断食を破る)

つまり絶食期間を経て「とる」という事。

絶食期間が長ければ長いほど、
体が栄養分を欲してリコピンがより吸収されるとのこと。

食べ物の栄養は腸から吸収されるのですが
絶食時間が長いと朝食の時腸は
乾いたスポンジと同じような状態。

何も含んでいないので
どんどん栄養を吸収します。

トマトに関してはこの法則が
ばっちりと当てはまったという事なんです。

また、朝食はおいしく食べれば
栄養の吸収UP!

美味しく食べるというのも
腸の動きをよくするので
それも吸収をよくする秘訣の一つ。

脳と腸とは神経で直接繋がっています。
美味しく食べた時は腸の吸収能力が高まって
まずいなあって思って食べた時は
消化吸収能力が落ちて胃がもたれたりするとのこと。


第2問「トマトのリコピンを吸収しやすくする食べ方は?」
A:生のままB:加熱してスープ



正解は加熱してスープにすること。

加熱して栄養素の形を変えれば
球種率が3倍アップする!

加熱したトマトの方が2~3倍
リコピンを吸収しやすいと
言われています。

リコピンに熱を加える事によって
立体構造が変化して腸管からの吸収が
よくなると言われています。

1日にとりたいリコピンはトマト3つ分ですが
生でとるのは大変なので、
トマトジュースにするととりやすい。

トマトジュースを電子レンジで温め、
腸からの吸収を良くすると効果的。

またトマト以外にも、
温めた方がよい栄養的によい野菜があります。

にんじんのβカロテンは熱に強く、
油に溶けやすいため、
油を使った調理法だと
体内に吸収しやすくなります。


第3問「リコピンが多いトマトはどっち?」
A:濃い色B:薄い色



正解は濃い色のトマト。

トマトの赤はリコピンの赤

熟して赤くなったトマトほど
多くのリコピンを含んでいます。
リコピンの量が3倍多く含まれていると
言われています。

朝食を抜く怖さがわかる問題

第4問「朝食を抜き続けるとリスクが上がる症状は?」
A:火照りB:冷え性


正解は冷え性。

最新研究で判明!
朝食を食べていない人は
冷え性のリスクが約2倍

朝は臓器を動かすために
一定量のエネルギーが必要。

朝食を食べるとこれら臓器が働いて
全身に血が巡り始めます。

朝食を摂らなかった場合、
体に蓄えたエネルギーを使うので
蓄えたエネルギーが減っていくと
冷えを感じてしまう。

名医のオススメの朝食は具沢山の温かいスープ

ポイントは温度と噛む回数。

温かいものをとるというのが大原則で。
それから可能であれば咀嚼が出来るようなものがいい。
咀嚼というのは熱を作る事になるため。


第5問「朝食を抜き続けるとリスクが上がる危険な病気は?」
A:脳出血B:胃がん



正解は脳出血

朝食を抜き続けると
脳出血のリスクが36%高まる!

国立がん研究センターなどが
発表ました。

この研究はおよそ8万人に
朝食を食べる回数に関する
アンケート調査を行い
その後およそ13年間にわたって追
跡調査したもの。

その結果、
朝食を週に0回から2回しか
食べていない人たちは
脳出血になるリスクが36%
高い事がわかったのです

朝食を食べないと
空腹によるストレスから血圧が上がり、
その結果として
脳出血のリスクが大幅に上がる。


かぜをひかないための朝食

第6問「かぜ予防により効果が期待できるバナナの色は?」
A:黄色B:熟した黒



正解は熟した黒。

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最新研究によると
熟した黒いバナナは黄色いバナナよりも
約8倍の免疫活性効果が期待できる

ただ、マウスでの話なので
人でも同じような事が言えるか
今後さらなる研究が必要。


第7問「かぜ予防に効果的なカテキンを多くとれる緑茶のいれ方は?」
A:ぬるめのお湯B:沸騰する位のお湯



正解は沸騰する位のお湯。

カテキンは高温で抽出されやすい

第8問「かぜ予防や喉の炎症を抑えるより効果的な大根のおろし方は?」
A:根の先端B:葉に近いほう



正解は根の先端。

辛味成分のイソチオシアネートには
殺菌成分が含まれており、
大根の葉の部分に比べて
根には約10倍含まれています

ただ、イソチオシアネートは熱に弱いので
大根を生のままおろして食べるのが
効果的。


朝食にとると栄養吸収UP食材

ここからは朝食で約15kgのダイエットに成功した
池谷敏郎先生が問題を出題。

第9問「朝食に食べると栄養の吸収がより良い食材は?」
A:肉B:魚
肉に豊富なビタミンB1か?
魚に豊富なEPAやDHAか?




正解は魚。

実験で朝だけ魚油を食べさせるネズミと
夕方だけ魚油を食べさせるネズミを
比較したところ、朝だけ魚油を食べたネズミの方が
体内のEPA・DHAの量が増加したとのこと。

EPA・DHAは睡眠中に燃えてしまうので
朝食で摂れば燃焼されずに体の中に蓄積されます。

第10問「魚の栄養(EPAやDHA)をより摂取できる食べ方は?」
A:焼き魚B:刺身



正解は刺身。

魚の栄養EPA・DHAは熱に弱く
魚を焼いてしまうとEPA・DHAが流れ落ち
約20%減ってしまいます

EPA・DHAは細胞に蓄積されていくので
週に1回は刺身で効率よくとると良い。

どうしても焼いて食べたい場合は
ホイル焼きにして食べる(お汁も)と良いとのこと。

朝食は朝の9時までに食べると良い。
血糖値は食事の2時間後にピークを迎え
徐々に減少するとのこと。


第11問「魚の栄養(EPAやDHA)がより豊富なのは?」
A:養殖の魚B:天然の魚




正解は養殖の魚。

養殖の魚は天然の魚に比べて安定して
良いエサを与えられているため

1日に必要なEPA・DHAは約1g以上。
赤身の養殖マグロだと4貫になり
天然ものだと約40貫も食べる必要となります


学力UP!脳を活発にする朝食

最新研究で判明!
朝食を食べる生徒は
平均以上の成績をとる確率が高い!

海外の学校で。
児童5000人を対象に6ヵ月間にわたり
朝食の内容や量を調査。

その結果、朝食を食べている子どもは
食べていない子どもに比べ、
平均以上の成績評価を受ける確率が
2倍以上高かった。

ポイントは脳のエネルギー源となるブドウ糖。

朝食でとったブドウ糖をゆっくりと吸収し、
長時間脳にブドウ糖を送り続けることが大事。


第11問「長時間脳へのエネルギーを供給しやすいのは?」

A:白いパンB:茶色いパン(全粒粉)



正解は茶色いパン

全粒粉を使ったパンは
小麦を皮ごとすりつぶして粉にしたもの。
食物繊維が11.2gも含まれています

強力粉で作られた白いパンに
含まれる食物繊維の量は2.7g。

食物繊維の多い全粒粉のパンの方が
ゆっくりと吸収でき、脳に長時間エネルギーを
供給することができます


第13問「長時間脳へのエネルギーを供給しやすいのは?」
A:焼くB:焼かない



正解は焼く。

パンを焼くとでんぷんが
吸収しにくい形に変化し、
糖の吸収が緩やかになります


ダイエットの効果的な朝食

第14問「最新研究で朝食を食べた方が
太らないという結果が!その理由は?」
A: 1日の汗の量が増えたB: 1日の食事量が減った



正解は1日の食事量が減った。

朝食を抜くとお腹が空いて
ドカ食いにつながる。ミズーリ大学の最新研究によると、朝食に高たんぱくのものを食べると脳の食欲に関する活動が低下する。

朝食を抜くとその後お腹が空いて
ドカ食いにつながります。

最新研究で判明
朝食に高たんぱくのものを食べると
ダイエット効果が高い!

アメリカのミズーリ大学の研究によると
朝食に高たんぱくの食べ物をとると
脳の食欲に関する活動が低下して
空腹感が減るという事がわかっています。

卵や納豆、シラス、チーズ、・ヨーグルトなど
食べると腹感を紛らわせることができます

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